©Novel Buddy
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PREVIEW
... 場に行ってみる。ジュドールや、他国行きの船はどんどん動いているようだったが、マルシュ行きの船着場には誰もいない。
「マルシュ行きは今日はもうないんですか?」
スタッフらしき人に声をかける。
「お嬢ちゃん、マルシュ行きの便は今欠航中だ。なんでもジュドールにある船舶会社の親会社が、無期限に航路を引き揚げると決定をしたそうだ。政情が不安定だからかねえ?」
「えーーーっ!」
誰?そんないらんことしたヤツわぁ!
「誰か個人で連れていってくれる人、いませんかね?」
「そーだな、船持ってて、手が空いてるやつ……まあ金次第だ。ギルドで依頼したらどうだ」
「なるほど。すいません、冒険者ギルドはどこですか?」
「ギルドは、そこの、ほら、茶色い屋根の、三階建ての建物だ」
「ありがとうございます」
トボスギルドはちょっとした軽食を食べられるレストランを併設していた。私は港町スープを食べながら、依頼の綴じてあるバインダーに目を通す。 ...
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